突然ですが、あなたは失敗した時、正直に自分の間違いを認めてすぐに謝ることができていますか?
現在私はニュージーランドでワーキングホリデー中ですが、専門学校卒業して社会に召喚されてから早9年目。そしてアラサー。
失敗をしたらすぐに謝る。そんな当たり前の簡単なことがすぐに迷わずできなくなっているズルい自分がいたということに気づきました。
大人にもなって情けないと思いつつ、大人になったからこそずるくなってしまった。そしてそんなズルい自分になりきらないよう海外でしていたバイトの失敗談を2つを振り返りたいと思います。
すぐに自分で失敗を認められる、正直でいられる人は鼻で笑ってみてねw 少しでも心当たりがある人は自分の行動を見直す機会になったら嬉しいです。
訪問介護(Home Care)での失敗談
ホームケアでのおしごと
精神、身体障害のある人たちのお宅に行き日常生活援助をする仕事をオーストラリアでしていました。家族は不在、利用者の高校生が家にいて、掃除や洗濯、食器洗い、食事の用意など家事の手伝いをしていました。
訪問時間は1日3時間程度
1週間に2、3日ほど訪問があり、スタッフは曜日ごとで違う人が担当していました。
失敗談
家事をしていた時の私の失敗談です。
利用者の高校生は2階の自室で過ごしており、1階の広いフロアには私だけでした。
台所でシンクに溜められた大量の食器を水洗いをして食洗機にいれていたところ、オーブンレンジで使用するガラスの耐熱皿をシンクの中に落としてしまい割ってしまいました。
あまり高いところから落としたわけではありませんが当たりどころが悪く、もちろん修復不可能。
その時私はどう考えたのか・・・
幸い怪我はなかったのですが、割ってしまった時、一瞬時が止まりました。
割ってしまった、、、、。謝らなければ。 でも今は自分しかいないし、バレないだろう。食器もこんなにたくさん他にもあるから困らないのでは?
英語で出来事を説明しなければならない。理解してもらえるのか。会社にも連絡しなきゃいけないかな。どうしよう・・・
毎週来るわけじゃないし、他の人も入ってるし誰がやったかわからないか。
とこの時、ぐるぐるしばらく考えていました。
この後どうしたか。どうするべきだったか。
結果。私はバレないだろうとたかを括って報告を怠り、綺麗さっぱりゴミ箱に捨てました。
ゴミ捨て担当も私だったので証拠隠滅を図った上で家のゴミを全てまとめて外の大きなゴミ箱へ処分しました。
利用者さんも自分の働いていた会社も決して厳しい人たちではなかったので報告したところで罰金だとかしこたま怒られるみたいなことはなかったと思います。
わざとではないにしろすぐに利用者と家族に報告と謝罪それでも謝れなかった。バレないと思い、めんどうだと報告義務を怠ったのです。
保身にはしった自分が情けなく思います。半年以上たった今でもこのちょっとした失敗を隠したことを思い出しては恥ずかしく思います。
ベーカリーでの失敗談
ベーカリーでのおしごと
日本人が経営するベーカリーで調理補助、カウンタースタッフの仕事をニュージーランドでしていました。
主な仕事はレジでの接客の仕事と仕込み、サンドイッチ作成などの仕事です。
1日のシフトに私を含めたスタッフ3人。その中にオーナーもいましたがオーナーはパンやパイを作っており、レジに立つことはなく、他2人で接客をしていました。
失敗談
開店時は商品の準備と接客を同時進行でしなければならないため慌ただしい時間帯の出来事でした。
私は一斤の食パンをパン用のスライサーで10枚、5枚1袋を2セット作る仕事をしていました。
スライサーを使い出したのは最近でやっときれいにカットできるコツみたなものを掴み始めていたときのことでした。気をつけて慎重にカットしていたつもりでしたが、力が入りすぎてしまったのか
一斤から9枚の半端分しかとれず、5枚と4枚の2袋になってしまいました。
すぐに報告すればいいのに、この時私は、、、
あー、一斤で10枚切らなきゃいけないのに9枚になってしまった。一袋4枚だと商品にならないよなぁ。4枚でも5枚でも知らないお客さんからみたらわからないか。オーナーに見つからないようにこちらで先に売ってしまえばわからないかも。
いや、でもスタッフもう一人いるしなー。オーナーに枚数確認されたら結局バレるかなー。
こんな言い訳ばかりが頭を巡りました。
この後どうしたか、どうするべきだったか。
結果、オーナーに報告しました。それでもすぐではなく他の大型パン数個をスライスし終わった後でした。
怒られることもなく4枚切りのパンはオーナーの自宅用のパンに。5枚切りの商品は結果、閉店まで売れませんでした。売上には結局支障はありませんでした。
この職場環境はよく、報告したところで怒られることはないとわかっていました。普通なら切り終わった直後にすぐに報告するべきです。
それでも、4枚を切ってしまったことで売れない商品を作ってしまったという申し訳ない気持ちと自分がオーナーにこの子できないなー。使えないなー。って思われるのが嫌だ。という気持ちがありすぐには報告できませんでした。
他のスタッフがいたので結局バレてしまうという思いもあったかも知れません。
報告はできたものの、報告することをためらった自分に反省しました。
でももし報告しなかったら、パンが売れるまでドキドキしながら仕事をしていたことでしょう。そして閉店時には4枚1袋で置いてあったことがバレていたでしょう。
言わずにいて、オーナーにこの子は失敗して隠す子なんだ。と私への信頼が地に落ちなくてよかったです。
今回の二つの事象から学んだこと
私は失敗してしまった時、言い訳を考えてどうにか誤魔化す方法はないかと考えてしまいます。それても失敗して間違えてしまったら謝る。当たり前のことができにくくなってきている。と自分で気づきました。
大人になればなるほど悪知恵が働きやすくなるし、プライドもあるのでいい大人になってまでこんなこともできない。と思われたくないいう見栄っぱりが発動しやすくなる気がします。怒られるとわかっているなら尚更言いづらい。
それでも失敗は認めなければならないし、悪気がないならごめんなさい。と誠意を持って素直に謝るほうがいいです。隠した後に自分の失敗がバレたらなおさら怒られるし、信頼を著しく失うことになります。
保身に走ってしまい、自分に言い訳して周りに隠してしまうと後ろめたさが私は長いこと残ってしまいまいた。
年齢や経験は関係ありません。誰でもちょっとした拍子に間違えてしまったり慣れていないことなら失敗してしまっても仕方ない場面もあります。猿も木から落ちるんです。
小さなことでも周りから見たらすぐにバレてしまったり、気づかれないことでも自分の失敗を隠すことで他の誰かが困った状況にもなりかねません。
隠す必要はありません。失敗体験から次にどうするべきか、どうしたら改善できるのか、失敗しないようにする対策を考えていくべきです。
まとめ
大なり小なり誰にでも失敗談があると思います。その時あなたはどんな判断をしましたか?
自分の失敗を認めることは当たり前のことだけれど難しい。しかし、自分の失敗を隠して保身にはしってしまうと癖になってどんな失敗も他人や環境のせいにしてしまう。
もちろん周りの要因があって全て自分が悪くないこともあるかもしれません。その中でも自分の失敗を認めて謝ることができる。次に繋げられる人が成長することができるかっこいい大人になっていくのだと思います。
自分に後ろめたさを感じないかっこいい生き方をしたいものです。
以上、私のひとり反省会でした。最後まで読んでいただきありがとうございます٩( ‘ω’ )و
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