日本の夏の風物詩といえば代表的なものに 花火 がありますよね。
ニュージーランドでは個人的な手持ち花火が安全保護や騒音対策ので日常的に使用することが禁止されています。
ということは夏になってもお店で手持ち花火が売られることがないし、気軽に花火をしにいくこともできないのです!!
なんてこったい!!
でも安心してください。年に1回だけ花火が許される期間があるのです!それが
ガイ・フォークス・デー
ニュージーランダーの待ちに待った祝日。この習慣についてまとめてみました。
ガイ・フォークス・デーとは?
11月上旬に数日間だけ花火の個人的な購入や使用が許可される期間のこと。
2024年度は11月2日〜11月5日の4日間でした。
1600年代、ガイフォークスを含むテロリストが火薬を使って国王を暗殺しようと計画を企てました。しかし、実行される前に計画が発覚して未然に暗殺を食い止めることができたのです。
事件を未然に防ぐことができたことを祝う習慣が始まりだそうです。
ニュージーランドの花火ってどんなの?
日本とはまたちょっと違うスタイルのニュージーランド花火。購入方法やざっくりとした値段、注意点を紹介します。
購入方法
花火は日本みたいにスーパーや雑貨屋には売っていません。
街の至る所でこのような看板が路上にたっており、賑わっている街集落にはキッチンカースタイルで花火を売り出しています。
日本とは異なり、花火のサイズも大きく、セット売りで値段はNZ$25〜$500と値段の幅はありますが入っている量をみても割高にみえますorz
人数を集めて割り勘でして楽しむのがちょうどいいです。
手持ち花火もありますが小型の打ち上げ花火が花火セットには多く入っていました。花火の色は華やかですが、日本ほど花火の種類は多くありませんでした。
日本の物より火薬量が多い感じがするのであまり子ども向けではありません。
花火はどこでしていいの?
法律では公共の場、公園やビーチでの花火の使用は禁止されています。
自宅の庭や私有地でやることをおすすめします。
しかし、世間的に花火が解禁されており警察も大目に見ているのか公園でやっているニュージンランド人もいました。大丈夫とは言い切れませんが警察などに注意されたら速やかに中止しましょう。
余談ではありますが、ニューイヤーイベントでも市や自治体公認の花火があがります。
11月に買った花火を花火のイベント時に使用している地元の人もいるそうです。
なぜ公共での花火が禁止されているの?
ニュージーランドでは日常的な花火の使用が法律により下記の理由により禁止されています。
- 火災防止対策
- 騒音対策
- 環境保護
- 安全確保
期間外に火薬を使用してしまうと罰金が科されることがあるため注意しましょう。
火災防止対策
ニュージーランドは乾燥した気候で山火事が発生しやすい地域が多くあります。11月の暑い時期にはさらに乾燥が進むため火災の危険性が高まります。
騒音対策と環境保護
花火の使用が多くなると騒音や煙の影響が大きくなり、動物や周囲の住民のストレスが多くなる可能性があります。特定の日に制限することで騒音や環境への影響を最小限に抑えています。
私の家の周りでも午後7時から遅いと11時くらいまで花火の音が聞こえていました。
最初は珍しい物見たさに楽しんでいましたが、ガイフォークスデーの最終日、5日目の夜には朝も起きるのが早いのに寝られない!と少しイラついていました。
しかし、期間が決まっていてそれが短期間だと仕方がないかと大目に見ることができるというわけですねww
安全確保
一般の人が花火を扱うと事故のリスクもあるため、法律で日数を制限することで使用頻度を減らし、事故のリスクを抑えています。花火を使用するときは成人の監督が必要です。
ガイフォークスデーの期間に花火を見にある公園を訪れました。そうするとアイランダー(太平洋の島々から移住してきた人々やその子孫たちのこと)たちが大人数、家族総出で花火をしていました。
車から出て遠目でみていると、なんと自分たちに向けて花火を放ってきたのです!!幸いにも怪我もなく当たりませんでした。謝ってくれましたがみんな笑っていたのでわざとやってきたのかもしれません。
気性の荒い人たちも時折いるので周りで花火をやってる人がいる時も安全には十分注意してください。
まとめ
以上、ニュージーランドの文化の一つ、花火が楽しめるガイフォークスデーでした。
ニュージーランドでは多くの人がこの花火解禁日を心待ちにしています。友達やホストファミリーなどと一緒にニュージーランドの花火を楽しんでください!
あまり羽目を外しすぎるとお巡りさんに注意されちゃうんで気をつけてくださいねー!
Thanks!! Enjoy your LIFE✴︎
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