藤本美貴さんと横澤夏子さんがMCを務めるママたちが本音を語り合う番組「夫が寝たあとに」
8/24,8/31と二回の放送に渡って元アイドル、そしてついにママタレントになった菊池亜美さんが登場しました。今回のテーマは 30時間の壮絶出産体験記!!
番組を見る中で出産ってこんなに大変なんだ。こんなことを準備しておけばいいんだ。出産は未経験ですが元看護師目線で学びになったことやいざ自分が出産のときに役に立ちそう!って思ったことを共有していきます。
出産前でなに準備したらいいんだろう、寝ていいのかなどなどこれから出産に向かって不安にかられているママさんは是非読んで心構えをしてみてはいかがでしょうか?
陣痛から出産までの平均は11〜15時間程度と言われています。ただ全く同じ出産を経験する人なんていません。今回登場した菊地亜美さんは30時間とかなりきつめの出産体験をされたようですが備えあれば憂いなし。準備万端にして出産に備えましょう。
陣痛時のやることリスト
陣痛が始まる前にやることリストを夫と相談して作成しておこう!!これは菊地亜美さんが実際にやってた「やることリスト」。これを作成して冷蔵庫に貼っていたそうです。
- 陣痛が始まって連絡して欲しい人(両親など)
- ペットボトルキャップをストローに変更
- 陣痛or破水、出血のときは病院に連絡
- 入院バックに足りないものを入れる
一部ですかこのような内容でした。簡単な内容で私も最初は”リストにしとくほどのことか?”と思いましたがこれは自分の覚書と夫宛のメモとのこと。
菊池家では陣痛時に妻が痛みで何もできないとき夫もパニックになりやすいとの話しで世の中の男性も第一子の出産となると慌てふためく方がいるのではないでしょうか。そんなときにやることをまとめておくと頭が回らなくてもリストをチェックしながら動くことができそうですよね。夫に向けてのメモと聞いて私は腑に落ちました。
夫婦どちらかが冷静沈着に動けるタイプであったら必要ないかもしれませんが、特に陣痛がきたときパニックになりやすい夫婦の場合はかなり有効かもしれませんね。
麻酔の同意書はサインしておく
麻酔の同意書にサインしておくべきかどうか!という話ですね。今回の番組3人の話と私の見解は「麻酔を使う、使わないは置いておいて、ひとまずサインしておく」との意見です。
菊地亜美さんは人工破膜(人工的に破水させること)後に陣痛が激痛となり耐え難い痛みに!助産師さんから麻酔投入しますか?と聞かれ「今すぐ入れてください!」と即答しました。そこから痛みから解放され、1日ぶりに仮眠がとれたと。よかったー!菊池さんは自然分娩を希望されており、麻酔の同意書にサインすることを拒んでいましたが夫の説得により渋々事前にサインしていたそうです。
横澤夏子さんの出産時は事前に麻酔の同意書にサインしておらず、陣痛中に痛みと闘い痛みに耐えられなくなり、貞子のようになりながらもなんとか同意書にサインして麻酔を入れてもらったようです。
2人とも最初は母親になるための痛みを知って我が子に会おう!と自然分娩を希望して麻酔を使わない!と決めていたようです。自然分娩でそのまま生まれてくれればなんの問題はありません。でも激痛が長く時間続いた場合、体力も精神力も消耗していきます。その辛い体験から身を守るお守りを1つ持っていてもいいのかなと私は思います。麻酔を使って痛みを和らげることは悪いことではないです。麻酔といっても完全に痛みをきれるわけではありません。長期戦になればなるほど休憩は必要だと思います。我慢せず医療の力に頼りましょう。
菊池さんは仮眠をとってから麻酔の投入も中止してもらい自然分娩に戻したと語っていました。途中からでも妊婦の意見を尊重してもらい麻酔を止めることも希望できることを知りました。
近年では麻酔を使う無痛分娩を最初から選択する人も増えてきています。周りの親や親戚の意見に翻弄されることもあるでしょう。それでも出産するのはお母さんになる女性だけです。産む本人が最終的にはやりたい方を自分で選びましょう。選択肢として麻酔の同意書は先にサインしておくとどちらを選択したとしても医療者側もスムーズに現場で麻酔を使用することができます。
よく食べ、よく寝る
よく食べ、よく寝ましょう!スポーツと同じで出産は体力、気力勝負です。睡眠不足は大敵!睡眠不足は体力の低下を引き起こし、陣痛が弱くなるため出産が遅くなる原因につながります。
菊池さんは深夜午前1時半から陣痛が始まったようですが気持ちが落ち着かず、今の状態を感じていたい、動画などの記録に残したいと寝ずに起きていたようです。このあと30時間も出産にかかるとは知らずに。。。丸1日以上、睡眠がとれない状態は出産というイベントがなくてもしんどいことかわかりますよね?陣痛が進むにつれて吐き気をもよおす場面も多々あったそうです。
菊池さんの話を聞いて、陣痛初期の気持ちに余裕がある時期はしっかり食べて、しっかり寝てきたるべきときに備えることが大切なんだと痛感しました。SNSで友達や家族と連絡をとりたかったり記録に残したい気持ちもわかりますはまずは自分の身体、お子さんの身体を第一に考えてパワーをしっかり整えておきましょう。
暴れることをためらわない
陣痛の間隔が短くなり、子宮口も10cm近くまで開いてきた!となるといざ分娩台へ移動となります。ここで番組のMC2人が「暴れることをためらわなくていい」「最後に助産師さんに謝るまでが出産だ」との言葉を残していました。いい大人が叫んだり、弱音を吐いたり、イラついて当たってしまうことはかなり恥ずかしいことですが、分娩台にいるときは周りが全てそれを受け入れてくれる環境になっています。叫ぶことで痛みを逃すこともできます。それだけ大変な大仕事をしているのです。周りに頼って夫に家族に頼ってみんなの力を借りながら出産する気持ちでいきましょう。
痛すぎて逆に声が出ない、という出産もたまにはあるようですが出産も十人十色なんですね。どんな出産がしたいか(バースプラン)っていうのも家族や助産師さんと相談する機会があるようなので心配事はすべて医療者に聞いて夫婦でじっくり話し合ってみましょう。
「助産師さんに謝るまでが出産」というコメントを聞いて大多数の人がなにかしら助産師さんに叫んでしまったり強く言ってしまうことがあるんだなと現場の壮絶さが想像できました(笑)
おまけ 〜家族の立ち会い〜
コロナも明け、夫の付き添いも制限がだいぶ解除されてきたみたいですね。3人が番組の中で夫の行動でイラッとした!と話していたのが面白かったので共有しておきます。
- 妊婦用の水をくれて拒否したら、旦那がその水を飲んでた
- 飲み物を頼んだら水が売り切れでコーラを買ってきた(飲めるか!!)
- 分娩台の棒を握って息んでたら引き剥がされ手を握られた(臨機応変にして!)
- 軽く食べられるものを頼んだらクッキーを買ってきた ←私の友達の実話w
3つ目は菊池さんの話で出産前に手を握ってて欲しいとの話だったので頼み通りに夫は動いたら”臨機応変に対応して!”と怒ってしまったようです。実際に分娩台に乗るとしっかりした棒の方がいきみやすかったんですかね。タレントの杉浦太陽さんは辻ちゃんが出産の時に手を握っていたら手が打撲していたなんて話もあるくらいですから相当力が必要なんですね。
ミキティの夫庄司さんは出産の掛け声に”頑張れー”ではなく、The 体育会系って感じで”いいねー、上手だよ!うまい!”って声をかけてくれていたそうです。確かに実況みたいな”もうすぐでるよ!頭見えてるよ!”とかもいいかもしれません。自分が産む側だったら頑張れるかも(笑)
立ち会う夫は応援することしかできないけど「頑張れ!」って言葉が逆にイラつかせるとよく聞く話です。夫は無力感を味わうかもしれませんがいてくれるだけで話し相手になったり心の支えになります。声をかけながら、話を聞きながらいつもの1000倍心配して優しくしてあげてください。上記の実話を聞いていると食べ物や飲み物はなにがいいのか陣痛前に聞いておくといいかもしれないですね(笑) ちなみに軽く食べられるものは”ウィーダインゼリー”みたいなものがいいとのことでした。
まとめ
この番組は1回30分放送ですが2週連続での盛りだくさんな出産壮絶体験記でした。
- やることリスト作成
- 麻酔の同意書を書いておく
- よく食べよく寝る
- 暴れることをためらわない
もちろん出産することは女性にしかできませんが番組での3人の話を聞いて夫婦助け合って、周りの医療者や家族の力を借りながら出産をして子どもを授かっていくんだなとつくづく感じました。友達の話を聞いていても出産の経過は十人十色。それぞれに苦難があって、妊娠期間中も大変だったと思います。菊地亜美さんの実体験から学んだことが次皆さんが出産するとになにかの役に立てると嬉しいです。
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